<エピソード>
矢尾こと葉です。^^
長野でのセルフラブの研修に参加してからずっと、
自分を愛するアファメーションを毎日唱えています。
毎朝の儀式(庭でレイキの感謝行をしています)のときや、眠る前、
自分を責める言葉が浮かんだときなどに、その都度唱えるのです。
<エピソード>
矢尾こと葉です。^^
長野でのセルフラブの研修に参加してからずっと、
自分を愛するアファメーションを毎日唱えています。
毎朝の儀式(庭でレイキの感謝行をしています)のときや、眠る前、
自分を責める言葉が浮かんだときなどに、その都度唱えるのです。
長野でのセルフラブの研修から戻ってすぐは、
これがいいと思ってつくったオリジナルのアファメーションを唱えていたのですが、
あるときふっと、「私、いい子なの」という言葉が内側から出てきました。
ドキッ。
というのも、
これは私が疲れたときなどに日常的かつおもむろに夫に向かって口にしてしまう、
口癖だったからです。
もしかしなくても、これって、
実はセルフラブのためのアファメーションだったんじゃないか…?!
自分で言うのもなんですが、
「私、いい子なの」と言うときは、決まって情けない、甘えた声を出しています。
夫に聞こえるように言うのです。
すると夫は、「ええ子やなあ!」(私たちは西日本の出身)と必ず返してくれて、
その上で私の情けない口調を何度もマネして茶化すのです。
それでついに「馬鹿にするな~!!」と私が騒いで、
「馬鹿になんてしてないよ! かわいいだけ!」と夫が返し、ふたりでやいやい笑う。
この一連の流れが定番のお約束のようになっている、
そういうコントみたいなやりとりがわが家にあるのです。
自分が「私、いい子なの」と口にしていることを、
それまで深く考えたことはありませんでした。
承認してほしいから言っているよね、くらいの認識です。
しかし。
仮にもアラフォーの大人の私が、自分のこと「いい子」って…おかしくないか?
と、突然気が付いたのです(笑)。
きっと読んでくださっている方は「…今さら?」と思われるかと思うのですが、
私がそのおかしさというか奇妙さに気づいたのは、本当にそのときが初めてだったのです。
そこで頭に浮かんだのは、長野のセルフラブの研修で見たたくさんのシーン。
自分を責める、罵倒する、
内なる批判の声はどこから来ているの?
それを丁寧に見ていくと、
その人が子どもの頃に受けたショックが大きな引き金となっていることがあること、
それを見せられて体験として知っていました。
多くの人が、過去を思い出し、涙を流していました。
そうか。
私が「私、いい子」と言うとき、私はまるで幼い子どもみたいな声になっているよな。
つまり、私にも何か、子どもの頃に端を発する、
「いい子」だと主張したくなる何かがあったってことだな。
そうとわかれば、レッツヒーリング!!
その日の夜に布団に入り、レイキを使ってインナーチャイルドのヒーリングを行いました。
(ひとくちメモ:このときあらかじめスピリチュアルガイドに応援を頼んで行うと、横道にそれたり眠ったりせずに、
目的を達成しやすくなります。)
すると、ヒーリングで出てきたのは、
幼稚園児の自分です。
(この姿は、見覚えがある。
埼玉の幼稚園に通っていたときの制服、年少さんのチューリップ組だったときだ)
その自分に「何があったの?」と今の私が聞きます。
すると、
幼稚園児の私は、
「給食が多くて食べられない。苦しい。おいしくない。食べられない」
と繰り返すのです。
(ああ!!)
私は思い出しました。
そうです。
黄色いお弁当箱で出てくる、幼稚園の給食。
その量が多くて、苦痛だったこと。
思い出しました。
週に一度出てくるコーヒー牛乳が楽しみだったことも。
「給食が多くて食べられない。苦しい。おいしくない。食べられない」
そう言って、幼稚園児の私は泣いています。
言外に伝わってきたのは、
給食を残さずに食べるのがいい子で模範的なのだと、幼稚園で指導をされていること。
それを本人はよくわかっていて、なんとか食べようとするものの、物理的に入らない。
でも食べられないのは悪い子、食べるのがいい子、
残すのは悪い子、食べるのがいい子、
だから食べたいけど食べられない…!!!
そういう葛藤です。
幼稚園児の私、ギャン泣きです。
大人の私は、幼稚園児の私に言いました。
「そっか、給食が多くて食べられなかったんだね。
本当は食べたくてがんばっているけど、苦しいし、つらいんだね。
よくがんばったね。
いい子になろうとして、がんばったんだね。
あなたは早生まれで同じ学年の子よりも体が小さいから、
みんなと同じ量が食べられなくても、仕方ないんだよ。
みんなと同じ量が食べられなくても、仕方ないんだよ。
みんなにちょうどいい量は、それぞれ違うんだよ。
世の中には、食べたくても食べられない子もいる、
だから食べ物を粗末にしてはいけないって、お母さんもそう言ってたね。
食べ物を大事にしようとするのは、いい行いだし、すばらしいよ。
でも、みんなと同じ量が食べられなくても、仕方ないし、それでいいんだよ。
悪くなんかないよ…」
大人の私は、泣いている幼稚園児の私に寄り添って、言い含めるように伝えました。
雰囲気ですが、泣くのはとまったような気がします。
このインナーチャイルドのヒーリングを行って、
そのまま私は眠り、そして翌朝目覚めて、
庭で朝の儀式を行いました。
そのとき、「私、いい子」とつぶやいてみたのですが、
なんとなく響き方が前日までと変わっているのを感じました。
心や体にどのように響くのか、がです。
(ああ、もう前みたいに「いい子」を主張しなくてもよくなったんだな…)
(あの子は、私があのことに気づいたから、ある程度気が済んだんだな)
そう感じました。
ふふ。
いかがですか?
インナーチャイルドのヒーリングなんて、
レイキヒーラーとなってからこっち、
もう何年やってきただろうって感じなのですが、
それでもこうして癒すことが浮かび、それをヒーリングすると自由になれる。
それがヒーリングの奥深さ。おもしろさ。
そう思います。
セルフラブつまり自分を愛する取り組みをする中で、
きっと誰もが一度は通る道がインナーチャイルドの癒しなのでしょう。
私の場合は、
幼稚園児のときに給食が食べられなかったことで、
「自分はいい子ではない。自分は悪い子」という自己認識が生まれ、
自分は悪い子だと、折に触れてずっと責めてきたのだと思います。
すごくないですか。とんでもないよ。
軽く40年くらい責めてきたって、どんだけ!
でもこういう誤解が発生しやすいのが幼少期の特徴でもあり、
だからこそインナーチャイルドの癒しはパワフルで、人生を変えるのです。
思い込みから自由に、解放されるから。
私もこの度、
「私はいい子ではない(私は悪い子)」という思い込みや、
「いい子でいなくてはならない」と自分に深く課していたことに気づけたので、
これからさらに自由になれること確実です。
うれしい。そしてありがたい。
セルフラブワークショップ